上海レポート 観光編 2日目




am900     ホテルからバスに乗車                

am1000    豫園・豫園商場

am1100    心愿茶?苑(茶屋)

am1230    モンゴリアンバーベキュー

pm125     上海博物館

pm220     七宝鎮

pm420     新天地

pm520     南京路

           

pm700       上海料理食後、豫園にて解散

           ↓

その後自由行動



○豫園・豫園商場

明代の1559年から約18年の歳月をかけて造られた、江南地方を代表する中国式庭園で、もとは四川省の役人である潘允端が造った私庭だったそうで、この庭園内にはさまざまな楼閣・池や石があり、それぞれが情緒を感じさせてくれるものでした。また、龍のかたちどられていた壁があり。中国では龍は皇帝の象徴(皇帝の体を龍体といったように)であるため、一般人には規制があったが、指の数を4本に増やして「龍じゃない!」といったというそうです。さすがにこれには頭がいい、という感想よりも中国人のしぶとさを感じてしまいました。また、男女別に道が分かれている部分があり、天井の高さが男性のほうが高いなどといった差が建物にあり、男尊女卑の思想があったことを裏付けているようです。

○心愿茶?

この茶屋ではさまざまな種類の中国茶を試飲しました。ウーロン茶やプーアル茶など飲みましたが、味は苦いもののダイエット効果もあり中国の女性にも人気があるといいます。
「一葉茶」と、花が開いて見た目にもきれいな「ジャスミン茶」が特にインパクトがあり、一部の人は一葉茶の葉っぱを食べていましたが、あれは本当に苦かったです。

モンゴリアンバーベキュー

好きな肉や野菜、調味料を混ぜて職人さんに焼いてもらって食べるもので、正直、なぜ上海でモンゴリアンバーベキューかと思ったが、おいしかったので良しとします。来店客のほとんどが外国人だったことから、やはりこれも上海名物だったのでしょうか?

 

○上海博物館

さまざまな歴史的記念物を見たが、中国人の技術の造詣の深さに驚かされました。
上のフロアではお土産が売っていたが、個人的には陶器でできたクレヨンしんちゃんのお茶のおもちゃが面白かったです。

○七宝鎮

この場所は比較的新興の観光地ということだが、橋がかかっていたり川があったりと、僕のイメージしていた江南の風景を感じさせてくれたなかなかいい場所でした。ここには屋台もあり、先生はカバンを買っていましたね。スリが多いとのことで、僕は気になって気になって仕方ありませんでした。

新天地

ここはもう完全に古きよき中国を感じることのない、お台場というかなんというか、やたらに真新しい商業施設だった。ここで中国のマクドナルドを食べたが、さすが中国、結構パンチの効いた辛さでした。

○南京路

日本で言えば渋谷、といった感じのビル郡が並び、若者の活気で賑わいを見せている歩行者天国で、とにかくビルは大きく客引きもすごく、中国人の活気がガツンと伝わってくる、そんな街でした。



「ハングリーでしぶとい国民13億を抱える目覚めた獅子」、これが一言で表した中国の印象です。

中国人気質

中国・上海の浦東国際空港。僕は心の中に期待しかない胸を弾ませて入国ゲートに向かいました。東洋の神秘中国、アジアンビューティー上海、いったいどのような人々や風情がこの旅行に彩を添えてくれるのだろうか。だが、イメージの中の中華人民共和国は、その記念すべき第一歩で崩れ去りました。笑

無愛想。とにかく無愛想な入国管理官で、反日感情むき出しだなぁと思いました。しかし、行く先々での中国人の愛想、というか職務態度には驚かされてしまい、しかも、七宝鎮のレストランの店員は、職務中にテーブル席に座って休んでいました。(多分)
それはカルチャーショックで、
3日目の東北パイオニア訪問のときにも、中国人労働者のモラルハザードの話をしていたが、豊かな国なのに教育が行き届いてないとそうなってしまうのか、と少しがっかりでした・・・。

しかし、豫園で開散した後に出会ったジャッキーさんがその印象を覆してくれました。ジャッキーさんは、マッキャンエリクソンという日本ではあまりなじみがないかもしれないが世界的に有名な広告会社に勤めていて、25歳の若さでアカウントマネージャーに就任している方です。しかし、気さくに話してくれて盛り上がり、スラムダンクや現地の若者がよく行くスポットの話で盛り上がりました。 その後、地下鉄を乗り継いで男性メンバーは夜の上海を遊んできたが、ネオンの洪水で昼間とは違った色を見せており、街並みと相まってとてもきれいな眺めでした。

結局のところ中国人のしぶとい気質は、戦争という悲しい歴史や古来より異民族からの侵略にさらされ続けた歴史によって生み出されたものなのかもしれないという結論に僕は至りました。会った中国の方たちは皆さんいい人でした。
大学で教育を受けている人はモラルがあるのかも、とも思ったがこれは偏見かもしれないだろうと思います。いずれにせよ今回はいい出会いがたくさんあり、島国という環境からもたらされた日本人的なのんびりした国民性、中国の長く苛烈で、しかしすばらしい歴史が生み出したしぶとくハングリーな国民性。世界には様々な人々がいて様々な国民性がある。だから旅行というのは病みつきになってしまうのだろうという印象を受けました